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2012-12-31

資金繰りの対処法-リスケ

  経営環境は常に変化しています。それと同時に、事業も変化しましょう、内部(経理、人事などの管理)、外部(売上、仕入れ、資金調達などど)は留まることなく、常に、変化していきましょう。変化が事業を発展させます。
 では、前置きとして、今日お話ししたいことは、少しうる覚えですが、日経新聞に、ほめることにより従業員のやる気を出させ、経営に良い影響を与えるとありました。これは、その通りですが、これにより、従業員の気分がよくなり、それがお客さんにも伝わり気分良くなると思います。そうなれば、また来たくなり、そのお店のファンが増え、経営がよくなります。だから経営は、最終的に、お客さんが安心する、何かほっとする、楽しいなどの感情を持ってもらうために何をすべきかを考えていきましょう。そのヒントは、今のお客さんの行動を観察することです。笑顔は大切ですね。皆さんが、来年も、笑顔で過ごせるように・・・・・・
 今回は、資金調達ではありませんが資金の管理として資金繰りが苦しい時に利用するものについて、お話しします。
 第一に、資金を増やすこと、融資などの方法があります。これは以前の話を参考にしてください。他の方法についてはまたの機会にお話しします。
 第二に、資金の支出を抑える方法です。その一つの方法がリスケジュ-ル(リスケ)です。今回これについてお話しします。
 来年3月末中小企業金融円滑化法の期限が切れます。厳しくなるとの意見が多いです。しかし、どのような対応を銀行がとるかは、銀行の状況、企業の状況により変わってくると考えられます。
 リスケとは、簡単に言えば、返済金額、支払利息の支払いの減額、猶予です。この主メリットは資金の支出がおさえられ、それを事業の改善に使用できます。デメリットは銀行から融資を受けることが難しくなることです。しかし、リスケを受けるには何が必要かです。
 ここで必要なことは、銀行との交渉です。その交渉には、予想資金繰り表(短期、長期)、経営改善計画書、損益推定表、銀行別借入金表などです。これらについては、以前からお話ししていたように、常日頃、作成するものですのであり、内容も以前のものを参考にしてください。この資料を銀行に持参し、将来、経営が改善することをこれらの資料により順序立てて説明します。経営者自身がちゃんと、資金を管理しているかがカギです。第三者の作成したものをただ持参するのは避けるべきです。自分の言葉、気持ちを相手に伝えることです。
 このようになる前に、資金管理を中心とした資金管理経営を行い、前もって資金の不足に対処しましょう。
 次回も、資金繰りが苦しい時の対処法を簡単にお話ししたいと思います。