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2013-04-08

法人の固定資産の高価買取の注意点

今日の前段のお話は、お客さんに商品だけを提供するのかです。ス-パ-に行ったとき、面白い表示を見ました。それは、金額の表示の横に、その商品、野菜なんですが、その野菜を使った料理の方法の表示がありました。人っていうのは、いつもの利用する方法のことしか頭にありませんね。これは、すべてのことに言えます。そして、この利用方法が、自分のテリトリ-以外のものであれば、一度利用してみようと考える方も出てきます。これにより、売上を増やそうとしています。これを、一般的に言えば、自社の商品やサ-ビスのいつもの利用方法と違う利用方法をお客に提供してみてはどうでしょうか。そのためには、お客さんがどのような使用状況下、何に困っているかの情報を把握するのが前提となります。このためには、アンケ-トなどでお客の声を聞きましょう


      今日は、法人の固定資産の高価買取について、お話しします。

       法人に置いて機械装置を購入しました。この時、通常の金額
      より相当高い金額で購入しました。この時その購入金額を取得
      価額として処理しています。これでいいですか、というケ-ス。

       この場合は、次のように考えます。

       先ず、会計処理は取得金額等を資産の取得価額とします。
           たとえば、
             資産    150   / 現金    150

       次に、法人税では、その減価償却資産の取得価額は、その資
      産の通常の取引される金額とします。

       次に、その資産の取得の対価の額のうち、その通常の取引さ
      れる金額を超える金額は、実質的に贈与したと認められる金額
      となり法人税では、寄付金と処理されます。
       法人の役員から買った場合は、贈与と認められる金額は、そ
      の役員の給与となります。

       例を簡単に挙げると、
        取得の対価金額    150
        通常取引金額     100

       資産の取得価額    100

       寄付金   申告時税務上  50の税務調整で減算(資産評価
                   損、留保)
                    寄付金に含まれ、法人税の寄付金
                   の計算を行います。計算により、税
                   務調整で加算されることもあります

      法人は、会計処理を、正確に行う必要があります。これを、前提
     に、税務処理が行われます。この流れを押さえることが、最も、重
     要であると思います。
      本来は、会計がわかって、税務を理解するのがいいのですが。
      わりと、税務と、会計を同じと考えている人がおられます。

  
      申告時には、必ず、税理士、税務署に相談してください。
      少しの状況の違いにより、適用が変わりますので。

      税法の考え方として、大枠を押さえ、流れを掴むことだと思い
      ます。知らなければ、相談もできませんから。


             今日も笑顔で(^ム^)でいきましょう


なお、実際の申告等には、具体的な案件と記載するものは要件が異なることから、お問い合わせください
     税法は平成25年3月現在です

これについては、作成時のものであり、最新のものを確認ください