2015-08-09
小・零細企業の利益はどこを見る?
◆ 前段のお話し
今の景気は、小・零細企業にとり、厳しさを増しているように思えます。少し前までは、大企業が潤えば、その後に中小、そして、零細企業にその利益が回ってくるといわれていました。しかし、大企業で業績のいいところは海外に積極的に販路などを拡大しています。今までとは違う方法を探しています。その背景には、国内の売上が将来あまり上がらないとの予想があるようです。抽象・零細企業においても、今までとは違う方法、販路、かんがえ方を模索していくことが大切となるように思えます。
◆ 後段
・・・今日は、小・零細企業の利益はどこを見る?について、お話しします。
(ケ-ス)
小企業ですが、損益計算書を見るようにしたいと思います。この時、どのような利益をみたらいいのですか、というケ-ス。
(内容)
小企業において、営業利益を見ればいいのではないでしょうか。
ここでいう営業利益とは、簡単に言うと、売上高から売上原価を控除し、給料、交通費、消耗品費などの販売費及び一般管理費を控除したものです。
これは、事業、つまり、商品を売って、それにかかわる費用を控除したものとなります。
之が、プラスであれば、儲かっていることとなります。
マイナスであれば、事業を進めるほど、内部から資金を出さなくてはならないこととなります。この時、損益計算書は、売上、これに係る費用をどうするかを考える材料となります。
しかし、経常利益を見るのも考えたほうがいい時もあります。何故なら、借入金の金額が多く、その支払利息が多くなるときは、事業に影響するからです。少額、つまり、あまり、事業に影響がないようであれば、無視をしてもいいのではないでしょうか
ここでいう経常利益とは、営業利益に受取利息などの営業外収益を加算し、支払利息などの営業外費用を控除したものです。
これから言えることは、何のためにこのような損益計算書を利用するかを考えていくことが大切となります。つまり、事業にとり、なにが重要かを考えましょう。
ここでは、大枠、大きな流れなど、事業にヒントになることを書いています。少し状況が変っただけでも、適用も変わります。よって、申告時、届出時など適用するかを考えるときは、必ず、税務専門家などに相談ください。
今日も笑顔で(^ム^)で楽しくいきましょう
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