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2016-06-28

◆将来の資金をどう考えるか?

 前回に、将来の資金が重要とお話いしました。そこで、この将来の資金をどのように把握すればいいのでしょうか。

 簡単な方法は、過去の資金の動きを見ることです。なぜなら、通常は、同じ資金の動きをしていますから。例えば、地代、水道光熱費など、事業の状況をこちらが変更しない限り、発生することはわかります。つまり、常に発生する過去の資金の動きを見て行けばいいのではないでしょうか。

 ただ、その将来の状況の変化があるかを、把握したほうがいいですね。例えば、消費税の増税、物価の値上がりなど。特に大きく変動する可能性がありますから。
 ここで注意するのは、完ぺきでなくてもいいということです。自分の収集した情報の範囲内で構わないです。大きな方向性だけを押さえればいいでしょう。
 将来のことは、不確実で、100%思い通りにはいかないものと考えたほうがいいですね。其れよりも、その時間を事業のことに費やすほうが事業の成長に役立つと思います。

 まずは、過去の資金のうち、常に生じているものを抜き出し、その将来の資金の流れをそのもの将来生じると思われる状況を考慮し、予想します。
 ここでの視点は、完ぺきに予想するのではなく、80%ぐらいの予想でいいです。その場その場で修正をすればいいのですから。

 次回は、これ以外で、将来の資金について、お話したいと思います。

 ◆資金をどう考えるか?将来のものと過去のもの

 前回に、事業において、まず、考えることは資金とお話ししました。しかし、この資金をどう考えればいいのでしょうか。

 まず、資金が、事業にとり、どのようなものであり、どのような働きをしているかを把握することです。
 その視点は、過去のものと将来のものを別々に区分することから始めるのがいいのではないでしょうか。
 なぜ、区分が必要かというと、過去のものは、結果であり、将来のものは予想つまり、今後の行動のためのものと性質が異なるからです。

そして、このうち、どちらを重要視するかというと、将来のものとなります。
 なぜなら、以前もお話したように、事業を成長させるためには将来ノ行動をより良いものとすることが求められているからです。

このようなことから、まずは、資金を過去のものか将来のものかを常に明確に意識して区別しましょう。これは将来の資金を意識的に持つことが事業の成長に必要となりますから。

次回は、この重要となる将来の資金をどう考えるかをお話したいと思います。