前回は、将来の資金を考えるうえで、通常生じている過去のものをどのように利用したらいいのかをお話しました。
今回は、将来において、予想もしないことに対してどのように対処すればいいのかをお話したいと思います。ここで、収入については、喜ばしいことなどで、あまり考えなくてもいいと思います。
ここでは支出について考えたいと思います。そもそも、これは、突発的に発生するものですから、通常継続的に発生するものと違い、予想は難しいと思います。
そのためには、将来の予想において、常日頃の資金の余裕を考えておけばいいのではないでしょうか。
このためには、まずは、過去の資金の流れ、例えば、過去の収入‐過去の通常支出が最も少ない時がいつかを知ることです。資金が最も少ない将来の同時期において、資金を確保するように計画を作成することが大切だと思います。
あとは、どのぐらいの資金の余裕を持つかは、それぞれの状況により異なります。ここでの時期は、一般的に、月ごとでいいと思います。ただ、資金繰りが苦しい時は、月ごとでなく、週ごと、日ごとの資金の状況を観ていけばいいのではないでしょうか。
今回までは、大きなお話でしたが、今後は、それを少し具体的にお話したいと思います。ただ、その時々に、なぜ、必要かもお話します。次回は、資金のための表をどのように作成するのがいいのかをお話したいと思います。