◆将来の資金のフォ-ムは?・・信用取引を主とする場合
前回までは、現金取引を主とする事業において資金繰り表について、お話ししました。
今回からは、信用取引を主とする事業の資金繰りについてお話ししたいと思います。しかし、基本的な考え方は、現金取引における考え方と同じです。
まず、今回は、信用取引を主とする資金繰り表のフォ-ムは、どのようなものがいいかですが、キャシュフロ-計算書に準じたものが良いかと思います。
ここでも、月次のキャシュフロ-計算書を作成するか、さらに、その数値の内容を把握しておくことをお勧めします。
このように考えれば、将来の資金繰り表を作成するのに、あまり時間がかからず、要らない時間を費やすこともありません。
さらに詳しくするのであれば、このキャシュフロ-計算書と、貸借対照表を組み合わせたものを作成するのがいいと思います。
そのフォ-ムですが、別々に作成するのもいいのですが、一つの表で、わかるのがベタ-と思います。
ここでの注意点は、すべてのものに適用するものでなく、自社の状況を考え、何が入用であるか、どのような数値が将来の行動に必要なのか、あたりをつけて、自社に合った表を作成することを考えていくのがいいと思います。
まとめとして、そのフォ-ムは、キャシュフロ-計算書を基本に作成し、状況に応じ、貸借対照表を付け加えるという方向で考えてみてはいいかがでしょうか。
次回は、そのキャシュフロ-計算書のフォ-ムには、二つあります。それについてお話ししたいと思います。、