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2016-07-06

現金取引と信用取引とで、資金の流れがどう考えるのか?

現金取引と信用取引とで、資金の流れがどう考えるのか?

 今回は、信用取引での資金繰り表の作成の仕方を簡単にお話ししたいと思います。
 しかし、現金取引と信用取引とで、資金の流れがどう考えるのかをお話しします。

この考え方は、資金を把握するのに役立つと思います。よく言われるのは、損益が黒字なのに、倒産といわれるのが、なぜかですね。

 まず、現金取引は、その時々に現金を支払って、商品を受け取ったり、また、売り上げなど、商品を引き渡した時に、現金をもらう、というものです。このようなことであれば、その時々に現金がいくらあるかを把握すれば、資金の状況を把握できます。見るのは、その時々の現金の残高ですね。

 しかし、信用取引において、費用などの現金の支払の場合、クレカなどで将来の引き落とし、買掛金、支払手形、未払金など、その時には現金を支払わなくてもいいが、将来、商品などの受取はないが、現金を支払わなくてはこともあります。また、現金の入金の場合、売掛金、受取手形など、商品などを引き渡しても、現金はないことを示します。このように考えると、例えば、商品を売り上げた時に入金はまだありませんが、家賃や人件費などは、その場その場で支払わなくてはならないので、現在、支払うのに必要なお金がない(将来入る可能性はありますが)こととなります。これでは事業を継続することは難しくなります。
 資金を考えるうえで、信用取引の事業では、費用の会計上の計上の時ではなく、現金での支払った時がいつかを把握することが大切です。この方法が、過去のものはキャシュフロ-計算書です。

 次回は、信用取引での資金繰り表の作成の仕方を少し具体的にお話ししたいと思います