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2016-07-16

キャシュフロ-計算書・・過去のキャシュフロ-計算書との比較の重要性

 ◆キャシュフロ-計算書・・過去のキャシュフロ-計算書との比較の重要性

 前回までは、キャシュフロ-計算書の数値、作成がどのように記載されているのか、その一つのキャシュフロ-計算書の数値のつながりを簡単にお話ししました。

 今回以降は、この計算書をどのように利用するかをお話ししたいと思います。

 今回は、なぜ、キャシュフロ-計算書を見るのかをお話ししたいと思います。

 この計算書は、資金の動きを見ることが目的となります。なぜ、資金を見るかというと、事業において、お金がなくては、原則、成り立ちません。例えば、売上や事業を営むために商品、パソコン、事務用品などを購入しなくてはなりません。

 買掛金とか、支払手形、未払などはあるのですが、これは、将来、返済しなくてはなりません。つまり、将来の資金の在高を予想しなくてはなりません。

 まずは、過去の資金の動きを見ることとなります。そのために、昨年の同月の動きと比較することにより、来年の資金の動きを予想することができます。突発的なものを除き。
 この比較は、前年だけでなく、2から3年ぐらい前からの資金の動きを見ていくのがいいですね。なぜなら、昨年だけだと、何かの突出的な事項により変動することもあるので。
 そのためには、キャシュフロ-計算書の項目などは各年あまり変えないほうが比較しやすいです。今年のキャシュフロ-計算書を見るだけだと、単に過去の金額がどうかだけですね。それではなく、将来の予想のために、現時点、数年前のものから同項目の数値がどうなっているかを見ていくのが大切だと思います。

 常に、キャシュフロ-計算書をなんのために利用するのかを明確に意識しておくことをおすすめします。

 次回は、前回にもお話ししましたが、一つのキャシュフロ-計算書の見方をもう少し、詳しくお話ししたいと思います。